「being」と「doing」

2012.08.27

先日、新宿御苑に行ってきました。 学生の頃、新宿御苑にあるシンクタンクでアルバイトをしていた時期があり、御苑の周辺をうろうろすることはあったのですが、中に入ったのは今回が初めてでした。 木々が生い茂り、まるで森の中にいるようでした。木の間からは明るい光が差し込み、目を開けていられない程でした。 人は少なく、聞こえてくるのは蝉の声のみです。緑と光と蝉の声、そして沈黙。 日常の慌ただしさから静けさへと頭が切り替わり、ただそこにいて安らいでいる自分がいました。 自然の中にいると、どうしてこうも安らげるんでしょうね。 日々の生活の中では、自分が「何かをすること」、いわゆる「doing」にとらわれている ...もっと読む

青山でもセッションを開始しました

2012.08.16

暑さの中にも、時折秋を感じさせられることも増えてきました。 体調を崩している方も多いようです。無理せず過ごしたいですね。 さて、この度、神楽坂に加えて青山でもセッションを開始しました。 青山一丁目(東京メトロ銀座線、半蔵門線、都営地下鉄大江戸線)から徒歩数分というアクセスのいい場所にある、ahora北青山さんにスペースをお借りしています。 都会のど真ん中にありつつも、徒歩数分のところに明治神宮外苑のイチョウ並木があり、自然にも恵まれた場所です。室内には大きな窓があり、陽の光が沢山降り注いできます。 広々としたルーフバルコニーがあるので、季節がよくなったら、ここでヨガのセッションをすることも考え ...もっと読む

自分の「好き嫌い」を尊重する~二極性を受け入れる~

2012.08.06

強い日差しから一転、今日の東京は強い雨でした。 体がびっくりしてしまいますね。 そんな中、最近の私はといえば、あることをテーマに日々を過ごしています。 それは、「自分の好き嫌いを尊重する」ということです。 「これは好き、これは嫌い」という自分の素直な感情をそのまま認めるということが、いつの間にか苦手になっていたように感じます。 このテーマ、Constructive Restのポーズで出てきた強い怒りと繋がりがありそうです。 自分の「嫌い」をあまり感じないようにすると、確かにある意味では環境に適応することがたやすくなるように感じます。違和感や抵抗を自分で抱えるしんどさからは逃れることができますし ...もっと読む

神経系とのワークで大切なこと~タイトレーション~つづき

2012.07.28

前回の続きです。 ソマティック・エクスペリエンス(SE)をはじめとした、神経系にワークするセッションにおいて大切なこととして、「タイトレーション」についてお伝えしました。 少しずつ、少しずつ。 とてもシンプルで簡単なことのように思えますが、なかなか奥の深いことのように感じます。 私自身も、生活や人生の全般において、タイトレーションすることを学んでいる最中です。考えてみると、特に苦手なことに関してはタイトレーションできていないように感じます。つい一発逆転を狙ってしまうというか、極端な行動に出てしまうというか。 タイトレーションについて考えていると、思い出すエピソードがあります。 アメリカのベテラ ...もっと読む

神経系とのワークで大切なこと~タイトレーション~

2012.07.19

ソマティック・エクスペリエンス(SE)を用いて神経系にワークし、トラウマを解放していく際に重要となる考え方がいくつかあります。 そのひとつが、“タイトレーション”です。 “titrate”を辞書で引くと、「漸増する」という意味が出てきます。 漸増する、つまり、ちょっとずつ増やしていくという意味です。鎮痛剤の量の調整など、主に医療の領域で使われる用語のようです。 SEにおけるタイトレーションとは、ワークをする際に、トラウマにまつわる身体感覚やイメージ、感情などにいきなりどっぷり飛びこむのではなく、少しずつ、少しずつそれらにアクセスしていくことを意味します。 なぜ少しずつなのでしょう? 神経系は大 ...もっと読む

腰に溜まったトラウマを解放する~Constructive Rest~つづき

2012.07.11

前回の続きです。 腰の筋肉を休ませる「Constructive Rest」というポーズに取り組むようになってから、自分にとって未消化だった過去の出来事が、次々と今の私の前に現れてきました。 過去の出来事を振り返ろう、などど思って、ノートに書きだすなどの意識的な作業をした訳ではありません。その出来事とは関係のない第三者を通じて、思いもかけず過去と対峙せざるを得なくなるというパターンでした。潜在意識的な働きもあったのかもしれませんが、とても不思議な流れでした。 こんな仕事をしていながらも、これまでの私の取りがちな対処は、「いやな出来事はあまり強く感じないようにする」というものでした。が、押し寄せる ...もっと読む

腰に溜まったトラウマを解放する~Constructive Rest~

2012.07.03

以前、興味深く見ていたサイトがあります。 NYでアートセラピスト兼ヨガ教師として活躍されている、万葉さんのサイトです。 セラピスト万葉NYを行く 特に興味深かったのが、「Constructive Rest」という記事です。 Constructive Restとは、一部のリストラティブ・ヨガで行われているポーズの一つで、立っている時も、座っている時も、そして眠っている時さえも働き続けてくれている腰の筋肉を休めるポーズです。 万葉さんは、Constructive Rest=構造的な静養、と訳されています。 調べてみたら、ボディワークのアレクサンダー・テクニークに起源のあるポーズのようです。 このポ ...もっと読む

ブログを始めました

2012.06.24

3月末に、7年半お世話になったカウンセリングの会社を退職し、あっという間に3か月が経ちました。 時間の使い方、お会いする方、仕事をする場所など、生活の多くの部分が変わりました。 時間の余裕ができたことで自分の中にスペースができたのか、忘れていたことを思い出したり、再会やシンクロが連続したり、本質的なテーマが浮上したりと、精神的には目まぐるしい日々を過ごしています。時間の余裕、恐るべし!です。もう少しお手柔らかにお願いできると助かるのですが(笑) 時間の余裕ができて変わったこととして、また音楽を聴き始めたということもあります。 振り返ると、もう何年もろくに音楽を聴いていなかったように思います。 ...もっと読む



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