ソマティック・エクスペリエンス(SE)

2013.06.10

ソマティック・エクスペリエンス(SE)とは、ピーター・リヴァイン博士が開発した、穏やかで安全な新しいトラウマセラピーです。 神経系の過剰な覚醒にアプローチし、システムを整えることを目指します。

具体的には、身体感覚やイメージ、感情、体の動きなどを用いて、体内で行き場を失った未完了のエネルギーの解放を試みたり、身体へのタッチを通じて、関節、隔膜、臓器が協調し、神経系の過覚醒をうまくホールドできるようになることなどを目指していきます。

トラウマの種類によりアプローチの仕方は若干異なりますが、トラウマからの回復の鍵を握っている「爬虫類脳」とのコミュニケーション手段である「身体感覚」を主に用いてアプローチする点は共通しています。そのため、ソマティック・エクスペリエンスでは、必ずしもトラウマのエピソードの全てを言語で語る必要がありません。

ソマティック・エクスペリエンスでは、トラウマの渦に飛び込み、感情を激しく解放するといった劇的なアプローチは行いません。極端な刺激は神経系の更なる覚醒や凍りつきを招き、システムの調整や安定には繋がりません。リヴァイン博士は、癒しのプロセスは劇的ではなく、ゆっくりであればある程効果的であると述べています。Less is more、つまり、神経系が耐えられるように刺激を小分けにし、ゆっくりと解放するということを大切にします。

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そういった穏やかなアプローチを可能にするため、「リソース」という概念を用います。リソースとは、ご本人にとって「いい感じ」がするもの全てです。例えば、安心できる人や場所、ペット、趣味、思い出、景色、色、アートなどです。それらをイメージし、身体で感じることで生じる神経系の拡張(広がりや緩む感じ)を活用しながら、少しずつトラウマによる狭窄や過覚醒にアプローチしていきます。

 

体内に溜まったエネルギーが解放されると

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凍りつき反応により体内に留まったエネルギーが解放されると、本来の神経系の調和を取り戻していきます。その結果、気分の安定や、不安、パニックの軽減、自然で調和のある人間関係の構築へと近づいていきます。

神経系の調和を取り戻すと、過去の苦しい出来事を思い出しても大きく揺さぶられることはなり、過去を過去として語れるようになります。それはつまり、過去に振り回されることなく、今を味わえるようになるということです。神経システムが変化することで、今までとは違ったところに意識が向かうようになるため、外の世界で起こる出来事や関係性のパターンが変わることを実感される方もいます。

数回のセッションで大きな変化を感じる方もいれば、継続的なセッションを続ける中で、気づいたら以前ような気分の落ち込みはしないようになっていたというような、じっくりとしたボトムアップを実感する方もいます。

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nature-flowでは、自己探索に必要な「安全」や「静けさ」、「ユーモア」や「柔らかさ」を大切にしています。そして、「症状をなくす」ことだけに注力するのではなく、その方固有の個性や本質(true nature)を活かした生き方の探索に寄り添うことを大切にしていきたい、そんな風に思っています。

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