神経系とのワークで大切なこと~タイトレーション~つづき

2012.07.28

前回の続きです。 ソマティック・エクスペリエンス(SE)をはじめとした、神経系にワークするセッションにおいて大切なこととして、「タイトレーション」についてお伝えしました。 少しずつ、少しずつ。 とてもシンプルで簡単なことのように思えますが、なかなか奥の深いことのように感じます。 私自身も、生活や人生の全般において、タイトレーションすることを学んでいる最中です。考えてみると、特に苦手なことに関してはタイトレーションできていないように感じます。つい一発逆転を狙ってしまうというか、極端な行動に出てしまうというか。 タイトレーションについて考えていると、思い出すエピソードがあります。 アメリカのベテラ ...もっと読む

神経系とのワークで大切なこと~タイトレーション~

2012.07.19

ソマティック・エクスペリエンス(SE)を用いて神経系にワークし、トラウマを解放していく際に重要となる考え方がいくつかあります。 そのひとつが、“タイトレーション”です。 “titrate”を辞書で引くと、「漸増する」という意味が出てきます。 漸増する、つまり、ちょっとずつ増やしていくという意味です。鎮痛剤の量の調整など、主に医療の領域で使われる用語のようです。 SEにおけるタイトレーションとは、ワークをする際に、トラウマにまつわる身体感覚やイメージ、感情などにいきなりどっぷり飛びこむのではなく、少しずつ、少しずつそれらにアクセスしていくことを意味します。 なぜ少しずつなのでしょう? 神経系は大 ...もっと読む

腰に溜まったトラウマを解放する~Constructive Rest~つづき

2012.07.11

前回の続きです。 腰の筋肉を休ませる「Constructive Rest」というポーズに取り組むようになってから、自分にとって未消化だった過去の出来事が、次々と今の私の前に現れてきました。 過去の出来事を振り返ろう、などど思って、ノートに書きだすなどの意識的な作業をした訳ではありません。その出来事とは関係のない第三者を通じて、思いもかけず過去と対峙せざるを得なくなるというパターンでした。潜在意識的な働きもあったのかもしれませんが、とても不思議な流れでした。 こんな仕事をしていながらも、これまでの私の取りがちな対処は、「いやな出来事はあまり強く感じないようにする」というものでした。が、押し寄せる ...もっと読む

腰に溜まったトラウマを解放する~Constructive Rest~

2012.07.03

以前、興味深く見ていたサイトがあります。 NYでアートセラピスト兼ヨガ教師として活躍されている、万葉さんのサイトです。 セラピスト万葉NYを行く 特に興味深かったのが、「Constructive Rest」という記事です。 Constructive Restとは、一部のリストラティブ・ヨガで行われているポーズの一つで、立っている時も、座っている時も、そして眠っている時さえも働き続けてくれている腰の筋肉を休めるポーズです。 万葉さんは、Constructive Rest=構造的な静養、と訳されています。 調べてみたら、ボディワークのアレクサンダー・テクニークに起源のあるポーズのようです。 このポ ...もっと読む



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