言葉にならないトラウマの解放:潜在記憶とアート

2013.01.12

先日、ソマティック・エクスペリエンス(SE)のトレーニングでご一緒していたボディワーカーの方が開催された勉強会に参加してきました。SEの創始者であるピーター・リヴァインがアメリカで開催したワークショップに参加され、その内容をシェアしてくださったのです。 テーマは、「言葉として語られない記憶(トラウマ)へのアプローチ」です。 「記憶」には二つの種類があります。 ひとつは、事実やストーリ-などを扱う「顕在記憶」です。通常、私達が使う「記憶」という言葉は、こちらに当てはまります。 もうひとつは、「潜在記憶(手続き記憶)」です。なかなか言語化できない、無意識的で条件づけられた記憶です。(なかなか言語化 ...もっと読む

再会&2013年に向けて

2012.12.31

先日、久しぶりの友人と再会しました。ヨガ教師として活躍中のサコさんです。 サコさんとの出会いは、5~6年位前でしょうか。 当時渋谷にあった、yoga of lifeのスタジオで出会い、毎週のように同じクラスに出ていました。 当時、私はちょっとした人生の壁にぶつかっていたのですが、ヨガやyoga of life、そしてサコさんとの時間に随分と助けられ、次のステップに踏み出すことができたのだと改めて感じています。 その後、お互いの生活に変化があり、会えるチャンスが減っていきました。 会いたいなと思いつつ、目の前のことで精一杯という感じで・・。 今年に入り、数年ぶりの再会を果たし、先日二人で忘年会を ...もっと読む

望む現実を引き寄せる:感情との付き合い方

2012.12.23

望む現実を引き寄せることが上手な人達の秘訣やルールってなんだろう? そんなことを時々考えていました。 何かを望んだ途端に、状況がまるでそれを後押しするかのようにシンクロが起きたり、周囲からのサポートが集まってくる人がいる一方、誠実に努力しているにも関わらず、なかなか現実面が動かない人もいます。 「成功」は、他者との協同から生まれることも多いので、もちろん「共感性」は重要な要素にはなると思うのですが、決定的な要素ではないようにも感じていました。(このあたりは、「成功」の定義によって変わってくる部分ではあると思いますが。) そして先日、尊敬している友人と話をしていた時に、その秘訣が少し分かったよう ...もっと読む

true nature②:ひとりテトリスをやめる

2012.12.04

東京の12月上旬って、こんなに寒かったでしょうか? 既に防寒がMAXに達しています。寒さのピークが恐ろしいです。 何となく不全感を感じ、日常がつまらなくなっている時というのは、自分の不足を補うことばかりに意識が向き、本当に楽しいことが分からなくなっている時だなあ、と最近感じます。「いい結果を得るには、苦手を克服しなければならない」という信念が強いのかもしれません。自分の本質や強みを活かして生きようと決心はしたものの、癖とは恐ろしいもので、気を抜くと以前のパターンに引き戻されかけていることに気が付きます。 このことを考えていた時、ふと「テトリス」の画面が頭に浮かびました。上から落ちてくる様々な形 ...もっと読む

ホームページ更新中です

2012.11.25

急に真冬のような寒さになりましたね。風邪をひいている方が多いようです。 どうぞ暖かくしてお過ごしください。 ちょうど1年ほど前、このホームページの制作に取り掛かりました。 当時はまだフルタイムで組織に属していましたので、深夜にPCをベッドに持ち込んで、睡魔と闘いながら少しずつ文章を作り、レイアウトを考え、また文章を作りなおし・・と、行きつ戻りつ作業を進めていたことを憶えています。 今年の春にnature-flowの運営を始め、もうすぐ8ヶ月が過ぎようとしています。 そして今、ホームページの内容を少しずつリニューアルし始めています。 どんなセッションルームになるかも分からないまま作成したホームペ ...もっと読む

映画「祈り~サムシンググレートとの対話」

2012.11.13

先日、渋谷のアップリンクで映画を観てきました。 いつもセッションでお部屋をお借りしている、神楽坂「セラピースペースパレット」のオーナーさんが勧めてくださった、「祈り~サムシンググレートとの対話~」という映画です。 この映画は、筑波大学名誉教授であり、分子生物学者である村上和雄先生が、「祈り」の効果を科学的に解明しようと研究を重ねてこられた、その過程を描くドキュメンタリー映画です。 祈りや瞑想には、「いい遺伝子」をonにし、「悪い遺伝子」をoffにする働きがあるそうです。つまり、祈りや瞑想を通じて、病気を予防したり、治癒することも可能なのだそうです。 「アメリカの東海岸から、西海岸の患者さん達の ...もっと読む

バース・トラウマ:世界との最初の出会いのトラウマ

2012.11.03

最近、アメリカのSEプラクティショナーのコンサルテーションを受けながら、「バース・トラウマ」の勉強をしています。 バース・トラウマとは、出生前や周産期に受けるトラウマのことを言います。お母さんの子宮の中で、主に呼吸や循環がうまく機能しなかったことが要因になると言われています。例えば、出生時に呼吸をしていなかった場合、へその緒が首に絡みついていた場合などにバース・トラウマの影響を受けている可能性が考えられます。他にも、鉗子分娩や吸引分娩、帝王切開などで、赤ちゃんが自分の足でお母さんの子宮を蹴り、回旋して生まれてくる機会を逸していると、同様の可能性があると言われます。 (上記のような状況で生まれて ...もっと読む

セカンド・ブレインを整える:臓器と繋がり、自分と繋がる

2012.10.25

最近の私の流行り、それは「セカンド・ブレイン=第2の脳」を整えることです。 セカンド・ブレインとは、「腸」のことです。 主観レベルではあったのですが、腸と自律神経の状態には、何か深い関係があると感じていました。 腸の動きが止まっていると、横隔膜の動きも悪くなり、呼吸が浅くなる。エネルギーが上に集まり、足の感覚が弱くなり、グラウンディングできなくなる。頭でぐるぐる考えるようになる。そんな印象がありました。ヨガのセッションでも、胃腸にアプローチするポーズをすると、エネルギーが下に降りて気分が安定する、という場面を何度か見てきました。 そんな中、ソマティック・エクスペリエンスのトレーニング中にちらっ ...もっと読む

true nature:本質を生きる

2012.10.14

クリパルセンターのディレクター、アンドリュー・タナーさんの言葉がきっかけとなり、true nature=本質という言葉が気になり始めました。そして、以前知人から勧められて手つかずになっていた、ペンシルバニア大学の「強み診断」を受けてみました。 この診断は、ポジティブ心理学の第一人者、クリストファー・ピーターソンと、マーティン・セリグマンが開発しています。 「ポジティブ」という言葉に、若干「ネガティブ」な印象を持っていた、アマノジャクな私です(笑) その言葉に強迫的なものを感じ、「ポジティブシンキングだけでは、本質的な問題は解決せんわ!」などど考え、、その領域には近寄りすぎないようにしていたので ...もっと読む

クリパルヨガ:アンドリュー・タナーさん②

2012.10.05

10月に入り、ようやく秋めいてきました。 急激な気温の変化で体調を崩されている方が多いようです。 少しスローダウンして、変化の時期を過ごせるといいですね。 間延びしてしまいましたが、クリパルセンターのディレクター、アンドリュー・タナーさんのWSの続きです。 前半は、ヨガスートラに基づくヨガ心理学、後半はクリパルヨガのプラクティスという形で進められたのですが、ヨガ心理学で印象に残ったことのひとつに、自分自身のネガティブな面へのアプローチの仕方がありました。 例えば、自分のエゴ(精神分析でいうところのエゴではなく、利己主義という意味の方ですね)をどう変容させていくか、という方法論において、「ネガテ ...もっと読む



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