映画「祈り~サムシンググレートとの対話」

2012.11.13

先日、渋谷のアップリンクで映画を観てきました。

いつもセッションでお部屋をお借りしている、神楽坂「セラピースペースパレット」のオーナーさんが勧めてくださった、「祈り~サムシンググレートとの対話~」という映画です。

この映画は、筑波大学名誉教授であり、分子生物学者である村上和雄先生が、「祈り」の効果を科学的に解明しようと研究を重ねてこられた、その過程を描くドキュメンタリー映画です。

祈りや瞑想には、「いい遺伝子」をonにし、「悪い遺伝子」をoffにする働きがあるそうです。つまり、祈りや瞑想を通じて、病気を予防したり、治癒することも可能なのだそうです。

「アメリカの東海岸から、西海岸の患者さん達の治癒を祈る」という実験を行ったところ、祈りを送られなかった患者さん達に比べて、祈りを送られた患者さん達の治療効果が大幅に高まる、という結果が出たそうです。人の意識や意図は、空間をも超えて作用するということが、科学的に証明されたということですね。

この映画の主人公である村上和雄先生は、高血圧に関する遺伝子解読でハーバード大学を抑えて成功するなど、「従来の科学」においても、大きな功績を残しておられる方です。こういった、いわゆる科学の最先端にいる方が、なぜ「祈り」という科学とは対極に見られがちな概念に興味を持たれたのか、興味をそそられました。

村上先生は、遺伝子解読の研究を進めていく中で、「遺伝子情報を書いたのは誰か?」という疑問を深めていったそうです。それは到底人間の力で書けるレベルのものではないそうです。人間でないのなら、一体誰なのか。人間を越えた、自然という大いなる存在=サムシンググレート、という結論に至ったそうです。

以前、NASAのスペースシャトルの宇宙飛行士が地球に帰還した後、宗教家になるケースが少なくないという記事を読んだことがあります。科学をとことん突き詰めると、科学を越えた、人間を越えた、何か大きな存在を認めないと辻褄が合わない、ひとつのまとまり、繋がりを認めざると得ないという結論になるのかもしれませんね。

地球規模の自然災害が続いているのは、自然からのメッセージであると村上先生は言います。東海岸から西海岸への実験結果で分かるように、祈りや意図を通じて人と人は繋がっている訳ですから、「自分さえよければ」という現代人が陥りがちな考え方は、自然や宇宙の成り立ちと根本的に相反しており、結局は全て自分に戻ってくることになる訳です。村上先生は、祈りの研究結果を、人間の生き方の転換の必要性として帰結されています。

この映画を観て、色々な想いが浮かびました。

ひとつは、きっと自分が思っている以上に、多くの人の祈りの上に自分の命があるのだろうなあ、ということです。表に出ないところで、意識していないところで、誰もが想像以上の祈りを受け取り、支えられているように感じました。311の時も、色々な国の人達が日本に祈りを捧げてくれましたよね。

そして、「自分は何を祈り=意図したいのか」について改めて考えさせられました。これからの人生で何を思い描いて、周囲とどう関わり、何を実現していきたいのか。

劇中に村上先生のインタビューが出てくるのですが、好奇心やユーモアを感じる表情や語り口が印象的な方でした。今年で76歳とのことですが、こういったテーマに周囲の理解を得られない時代も長かったと思います。おそらくトンデモ科学者扱いもされたことでしょう。でも、村上先生の表情にはそういった苦労や恨みつらみのようなものはなく、誰に何を言われようとこれをやりたいんだ、という情熱と、真実が明らかになっていくのが楽しくてしょうがない、そんな雰囲気がありました。

サムシンググレートという存在がもしもあるとするなら、こういった集中したまっすぐな意図、全体への思いやりのある意図には力を貸したくなるのだろうな、と思ったりしました。

私はと言えば、最近再開した瞑想の中で、自分の雑念の多さに驚愕、落胆する日々です(笑)

でも、この映画を観て、自分が望むこと、探究したいことに向かってまっすぐに意図することを、少し自分に許すことができたように感じています。

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