クリパルヨガ:アンドリュー・タナーさん①

2012.09.24

気づいたら9月も下旬。ようやく秋らしくなってきましたね。
週に1回はブログをUPしたいと思いつつ、あっという間に毎日が過ぎ去ってしまいます。

先日、下北沢のyoga of lifeで開催された、アンドリュー・タナーさんのワークショップに参加しました。

アンドリュー・タナーさんは、クリパルヨガの本部であるクリパルセンターで、ヨガ部門とアーユルヴェーダ部門のディレクターをされている方です。

クリパルヨガは、内面を感じることを重視し、難しいアーサナ(ポーズ)ができるようになることよりも、アーサナを通じて自分の内側を感じること、そして、マインドを静め、主体的に自分の人生に関わっていくことを大切にする、実践での学びを重視したヨガです。

心理療法と言ってもいいのではないかと思うほどセラピューティックな一面があり、特に、ソマティック・エクスペリエンスとは多くの共通点があると感じています。そして何より、個々人の違いを認め、ヨガ教師が生徒と同じ目線であることを重視した、優しくてフラットな関係性のあるヨガです。(クリパルとは、慈悲という意味です。)そんなクリパルが、私は大好きなのです。

延々と語ってしまいそうなので、今回の本題に戻ります。アンドリュー・タナーさんについてです。

クリパルセンターの新しいディレクターが来日すると聞き、興味津津でワークショップに参加しました。トップの人に会うことによって、クリパルセンターが、クリパルヨガが、どこへ向かっていくのかを感じることができると思ったからです。

アンドリューさん、ワークショップの告知でみた画像では、ちょいワル?な印象(笑)で、かつ、物静かな方を勝手にイメージしていました。実際にお会いしてみたら、とてもフレンドリーで目が澄んでいて、柔らかい表情が印象的な方でした。高いところから見下ろすのではなく、生徒と同じところに降りてきて、ここにいる。クリパルが大切にしていることを、アンドリューさんの在り方から改めて感じることができて、なんだかとても嬉しかったのです。

ビジネスとしてのヨガにも成功されてきた方のようですが、クラスの中で“”ビジネス”を感じることは、いい意味で全くありませんでした。ヨガの本質とビジネスとを併せ持つ、簡単なことではないと思います。どんな立ち位置で日々過ごされているのか、いつかチャンスがあったらお聞きしてみたいところです。

そして、「身体にエネルギーがある」とも感じました。私も含め、ヨガの実践者はストイックな雰囲気というか、少しエネルギーが不足している印象がある人が少なくないように感じます。それは一概に「良い/悪い」で判断できることではありませんが、私自身が目指しているのは、身体にエネルギーが満ちている状態です。何が秘訣なんだろう・・と思っていたら、ヒントになる話が座学の中でありました。

「サイキックの傾向のある生徒、周囲の気配やエネルギーに敏感で、外から多くを感じ取り過ぎてしまう生徒には、プッシュアップ(腕立て伏せ)などのアーサナで自分の身体に意識を戻すことと、プラーナヤーマ(呼吸法)を多く取り入れることを勧めている。」

私は決してサイキックではありませんが、仕事的にも、元々持っている気質的にも、外の世界にアンテナをがーっと立てている時間が長いようには感じます。そして、自分のエネルギーと自分以外のエネルギーをうまく区別したり、流していくことはあまり得意ではないです。アンドリューさんの提案、実践してみたいですね。

今の時代は、インターネットをはじめとした刺激が異常に多い時代ですから、私に限らず、多くの人が外のエネルギーにさらされ続けているように感じます。概念的な意味だけでなく、エネルギー的にも自分を見失いやすい状況のような気がします。(ヨガでは、エネルギー=プラーナを重視します。)

また、何らかの理由で、自分を守るためには外の世界にアンテナを張らざるを得なかった方もおられるでしょう。アンテナの下げ方が分からず、苦しんでいる方もいらっしゃるかもしれません。プッシュアップとプラーナヤーマ、助けになる方も多いかもしれませんね。

うーん・・、書きたいことがまだまだあります。
続きは、近日中にUPしたいと思います。

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